この疑問は半分正解で半分間違いです。
確かにプログラミングには様々な種類がありますが、よくわからないということはありません。
きちんと手順を踏んで理解していけばプログラミングの種類について理解することができます。
この記事では、「プログラミングの種類って何だ?」という事と、プログラミングの種類をオススメ度順にランキングで紹介していきます。
プログラミングの種類(プログラミング言語)とは?
まず、プログラミングには種類があるという話から始めていきます。
結論から言ってしまうと、「プログラミングの種類=どのプログラミング言語を勉強するか」ということです。
プログラミングとはコンピュータに指示を出すことですが、その指示の出し方にはプログラミング言語を用います。
- コンピュータに指示を出すこと:プログラミング
- コンピュータに指示を出す言葉:プログラミング言語(色々ある)
つまり、プログラミングの種類とは「コンピュータに指示を出す言葉」の数だけ存在することになります。
わかりやすく例を考えてみましょう。
人と人は言語を用いて会話します。
使われる言語は世界中にたくさんあるため、どこの人と話すかによって使い分ける必要があります。
プログラミングも同じで、人はコンピュータにプログラミング言語を用いて指示します。
使われる言語はたくさんあるため、どんなことを指示するかによって使い分ける必要があります。
また、プログラミング言語によって得意なことが異なるため、どのようなことをしたいかで学ぶプログラミング言語を考える必要があります。
プログラミング言語はコンピュータに指示したい内容で選ぶ
プログラミング言語オススメ順ランキング
ここまでで「プログラミングの種類=どのプログラミング言語を勉強するか」ということについて理解できたと思うので、これからオススメ順にプログラミング言語の種類をランキング形式で紹介していきたいと思います。
第10位 C
第10位は、プログラミング言語の中でも非常に有名な「C」という言語です。
C言語という名前でもよく呼ばれるので「名前だけ聞いたことある」という人も多いのではないでしょうか。
C言語でできること
C言語は様々なプログラミング言語の基本になっているので、非常に幅の広いことができます。
Web開発・アプリ開発・ロボット開発と様々な分野に用いることができます。
順位の理由
とにかく難しいので初心者にはオススメできません。
僕は大学の講義で初めてプログラミングに触れたときC言語を教わったのですが、案の定挫折しました。
僕がプログラミングに苦手意識を抱いた理由といっても良いくらいです。
C言語を学習したい人は、他の言語でプログラミングを学び知識をつけてからの方が無難です。
第9位 R
第9位は、「R」というプログラミング言語です。
Rは他のプログラミング言語とはタイプが異なり、統計解析・分析などに用いられる言語です。
Rでできること
Rはとにかく統計解析・分析に特化しています。
汎用性は低く他にできることがほとんどありませんが、統計解析・分析に関してはスペシャリストです。
順位の理由
統計解析・分析に関して学んでいきたい場合は良いのですが、とりあえず何かしらの言語に触れてみたいという場合は汎用性の低さから第9位としました。
統計・数学の知識がある場合は取り組みやすく、知識がない場合でも非常に難しいということはないので、統計に興味がある場合は積極的に学んでみましょう。
第8位 Scala
第8位は「Scala」という2003年に生み出された比較的新しいプログラミング言語です。
日本ではあまり馴染みのないプログラミング言語かもしれませんが、海外ではTwitter社などの企業が使用している言語となります。
Scalaでできること
ScalaはJavaをベースに作られているため、Javaでできることは大体できます。
Webアプリやデスクトップアプリからインフラシステムにも使用されている上に、Javaの半分程度の量のコードで実現可能という素晴らしい言語です。
順位の理由
ScalaはJavaをベースとしているため、Javaの知識があったほうが取り組みやすいです。
なので、一旦Javaの基礎を学んでからScalaを学び始めた方が良いため第8位としました。
第7位 C#
第7位はC言語と似た名前を持つ「C#」というプログラミング言語です。
C言語をベースにしてマイクロソフトが作成した言語なので、C言語とは別物ですが兄弟のような関係になっています。
C#でできること
アプリ開発などに用いられます。
WindowsやMac OS、iPhoneにAndroid向けのアプリなどの作れるため汎用性は高めです。
さらにVR開発にも用いられるため、今後需要が伸びていく予想がされる言語となっています。
順位の理由
C言語をベースとしJavaの良い点を取り入れた言語なため、C言語より理解はしやすいものの、初心者には難しく感じるプログラミング言語だと考えられます。
「VR開発がしたい!」という気持ちがある場合は良いのですが、とりあえずプログラミングに触れてみたいという場合、簡単なプログラミング言語から取り組むことをオススメします。
第6位 Java
第7位は「Java」というプログラミング言語です。
人気の秘訣はOSに依存しないで開発できることと、汎用性の高さです。
Javaでできること
Webアプリやデスクトップアプリからインフラのシステムにも使用できるという汎用性の高いプログラミング言語です。
世界中で使用率の高いプログラミング言語なので、できることの豊富さでは非常に優秀です。
順位の理由
Javaは学習難易度が高めなので、初心者にはオススメしづらいという理由で第6位としました。
言語の構造やコードの書き方が複雑であったり、習得するまでにかかる時間が長いという点が学習難易度の高めている理由です。
それでもプログラミング言語としては優秀なので、是非とも習得したい言語の1つではあります。
第5位 Swift
第7位は「Swift」というプログラミング言語です。
Swiftは2014年にアップル社が開発したアプリ開発用のプログラミング言語であり、iPhone・iPad用のアプリが今まで以上に簡単に作れるようになったと言われています。
Swiftでできること
iPhone・iPad用のアプリ開発が主となります。
他にもWebアプリやWebサーバの開発の可能です。
順位の理由
Swiftはアプリ開発をシンプルでわかりやすくしたので、学習しやすいという点で優秀です。
しかし、SwiftはiOS向けの言語であり開発環境構築にはMacが必要不可欠であるため、誰でもすぐに学び始められるというわけではありません。
iPhone・iPadなどを使用している人は多いですが、少々ハードルが高いためこの順位としました。
第4位 Ruby
第4位は「Ruby」というプログラミング言語です。
まつもとゆきひろ氏という日本人によって開発された言語なので、最新情報が日本語で公開されるという点もありがたいです。
Rubyでできること
RubyはWebアプリケーションの開発によく使われています。
有名なところだと、クックパッドではRubyが使用されています。
順位の理由
Rubyは日本人によって開発されたプログラミング言語なので、最新情報が日本語でみれる点や参考書が豊富である点が非常にありがたいです。
またコードもシンプルに書くことができるので初心者でも理解しやすいため、この順位としました。
第3位 Python
第3位は「Python」というプログラミング言語です。
Pythonは世界中で人気の高い言語であり、YouTube・Instagram・Evernoteなどでも使用されています。
また、
Pythonでできること
Webアプリケーションの開発や統計データの分析などができます。
他にも、IoT分野のシステムや人工知能の開発にも使われている汎用性の高い言語となっています。
順位の理由
Pythonはコードがシンプルで量も少なく、初心者でも扱いやすい点が優秀です。
特に近年では、人工知能の開発・研究が盛んなためニーズも高く非常にオススメできるプログラミング言語となっています。
第2位 PHP
第2位は「PHP」というプログラミング言語です。
PHPは主にWeb開発で使用される言語であり、初心者でも比較的理解がしやすいとされています。
PHPでできること
主にWeb開発で使われ、よくみる「お問い合わせフォーム」や「検索機能」などはPHPで作成されていることが多いです。
順位の理由
初心者でも学びやすいという点と個人で取り扱える案件に使われていることが多い点の2つが、PHPが第2位である理由です。
何より初心者でも学びやすいというのは、最初に学ぶ言語として大切だと考えたためこの順位となりました。
第1位 JavaScript
第1位は「JavaScript」というプログラミング言語です。
JavaScriptは、Webページ作成などに興味がある場合ほぼ必ず学ぶ言語といっても過言ではない言語です。
プログラミングに興味はあるけど特にやりたいことはない場合にもオススメすることができます。
ちなみに、先ほど出てきた「Java」と名前が似ていますが全くの別物なので注意しましょう。
JavaScriptでできること
JavaScriptはWebページに動きをつけることが主ですが、その他にもアプリやゲームを作成することも可能です。
非常に汎用性が高く、個人でも取り組みやすいプログラミング言語です。
順位の理由
プログラミング初心者でも理解しやすく、取り組みやすいという点が他を圧倒しているため第1位としました。
他にも、汎用性の高さや個人でも取り組みやすいプログラミング言語であると言った点がプラスとして働きました。
番外編 HTML・CSS
「HTML・CSS」は非常に有名なので、何となくでも聞いたことがあるかもしれません。
実はこの2つの言語はプログラミング言語ではなく、マークアップ言語・スタイルシート言語と言います。
- HTML=マークアップ言語
- CSS=スタイルシート言語
なので、今回のオススメ度順プログラミング言語ランキングには入れていませんでしたが、プログラミング初心者には真っ先にオススメできる言語となっています。
HTML・CSSでできること
Webページ作成やWebページのデザインを良くすることに用いられます。
今見ているこのページにもHTML・CSSが使われています。
順位の理由
HTML・CSSを圧倒的にオススメする理由は以下の通りです。
- 初心者でも理解しやすい
- 無料の解説動画・解説サイトがたくさんある
- とりあえずプログラミングに触れてみたいという人でも簡単に扱うことができる
- Webサイトを構築するために欠かせない言語のため基礎だけでも知っておくと便利
とにかく初心者が最初に触れるべき言語だと考えているので圧倒的にオススメ度はNo. 1です。
まとめ
今回は初心者向けにプログラミング言語をオススメ度順で紹介しましたが、ぶっちゃけ自分のやりたいこととマッチした言語を選ぶのが一番大切だと思います。
最初から「VR環境の構築をしたい」「統計分析をしたい」「人工知能開発がしたい」などと目的がビシッと決まっている場合は、その目的に適したプログラミング言語を学び始めましょう。
特にやりたいことはないけれどプログラミングに興味はあるという場合、「HTML・CSSから学び始めてJavaScriptに進む」という流れで進むと様々な道に進みやすいと思います。
極端なことを言ってしまうと、どの言語を勉強してもマイナスにはならないので「よく分からないけど、とりあえずやってみる」というスタンスで初めてみるのも良いと思います。
大学生に向けて初心者がプログラミングを学ぶ方法とメリットも紹介しているので、合わせて読んでみて下さい。
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